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卒論のためのゆでたまご2

命のメッセージ展という展示企画が毎年早稲田で行われる。
昨年、その展示の照明仕込みに行く途中。

品川から山手線に乗っていた。
渋谷駅に停車しようとした瞬間、電車の外から悲鳴が聞こえて、急ブレーキが掛かった。

振り返って窓の外を見ると、ちょうど自分が座っていた席の真後ろにサラリーマンが倒れていた。
腕がおかしな方向に曲がっていた。
すぐに担架で運ばれていった。
接触事故による電車の遅れは約5分。
山手線は何事もなかったように再び発車した。

総裁を轢いた常磐線もサラリーマンと接触した山手線も、人一人に対してびくともしない。

鉄塊、最強。

走るという使命をはたすだけ。
使命通り走るだけ。

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