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滴る水。

電車の階段を昇っていると、前に買い物袋を両手に下げたお父さんが歩いていた。
単身赴任なのかな?
大変そうだな。
なんて思っていたら、お父さんの袋の1つから、水がポタリ。
ん?雨水か?
もう止んでるみたいだけど。
するともう一滴ポタリ。
さっきより間隔が短く、さらにポタリ。
すぐにポタリ。
…。
次は?
落ちて来ない。
安心と失望が同時に訪れる。
しかし話は、これで終わりではない。
ややあってさっきより明らかに大量の液体が落ちる。
しかも今度の液体は粘度がある。
今までとは違う液体。
ヌメリ汁。
興奮にプラスされて湧いてきたのは、若干の恐怖。
わんぱく宣言「ウィダーインゼリーが破裂!?」