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輪っか

僕が舞台で好きな瞬間は人と人が繋がる時です。


それは自分と相手だったり、
誰かと誰かだったり、
僕らと見ている人たちだったりする。

全く違った輪っかを持った人たちが、
いくつもやって来て、
ある瞬間、繋がりあって、
ひとつの大きい輪になる。
それは無条件に感動だ。


そんな話をした。
わかってくれたと思う。
何度も何度も伝えたし、
その度、うん、うん、言ってたから。
その時ぼくらは繋がってたから。

エロい話ぢゃないですぜ。

数日後、

お客さんたちと一緒に作った
大きな大きな輪っかが劇場中に充満しますように。

千田剛士